てぃーだブログ › ペンションいぺーの悲喜こもごも › ペンション › 2000年以上前の英知が今に活きる話

2017年05月13日

2000年以上前の英知が今に活きる話



中国春秋戦国時代には、「諸子百家」とよばれる多くの思想家が自らの考え方を発展させていきました。
例えば、
礼や徳を重んじる 『儒家』→孔子や孟子、荀子
法による国家統治論 『法家』→管仲や商鞅、韓非
外交の策士 『縦横家』→蘇秦、張儀
戦争に対する心構えとその準備を記す 『兵家』→孫武、呉起、孫臏
無為の思想 『道家』→老子、荘子
兼愛こそが大切 『墨家』→墨子
などの代表的な偉人哲人がいて、この世のありとあらゆる理を説いておりました。

さて、そんな中、
梅雨入りが発表された沖縄県名護市の屋我地島にあるペンションいぺーは、


2000年以上前の英知が今に活きる話
↑鉢植えパイナップルの実が大きくなってきました。
今年は10鉢ほどが結実してます。

2000年以上前の英知が今に活きる話
↑食べごろは8月ごろかなと思います。収穫日に、たまたまお泊りいただいたお客様とともにいただくことになります。甘くあれ!


おヒマな方への昔話:
 昔々、あるところにお宿がありました。そのお宿のオーナーはまったくオシャレではないので、宿で着るオシャレなユニフォームに毎朝悩んでおりました。あるときはブラジルのサッカーチームのシャツ。またあるときはかりゆしシャツ。そして、アロハシャツやなんとなく爽やかなシャツなどをいろいろ着ためしてきましたが、納得のいくオシャレにはたどり着けませんでした。
 そんなある日、オーナーが荘子の逍遙遊篇の大鵬の話を読んでいると、『何ものにも拘束されない自由の境地』みたいなことが書いてありました。その瞬間、オーナーはオシャレに拘束されている自分をハッと思い、なるほどオシャレを超越すればいいのかとの境地にたどりつきました。
 それはつまり、宿のロゴ入りのシャツを作ることで、オシャレとかオシャレじゃないとか、ダサいとかダサくないとかでなく、美の感覚を超えて、これが『宿のシャツ』なんだぞ!オシャレを意識して作った『宿のシャツ』じゃないんだぞ!ということにしてしまえばいいんだ!という境地です。もっと簡単に言うと、オシャレがめんどくさいので宿のロゴ入りシャツを作って、そればかり着ていればいいんじゃないかという境地です。
 そうして達観したオーナーは心穏やかに朝の着替えをするようになったとさ。めでたしめでたし。
 


2000年以上前の英知が今に活きる話
↑境地に達したロゴ入りシャツ。アイロンプリントで6枚作りました。


2000年以上前の英知が今に活きる話
↑よく見るとシールを張ってます感がわかりますので、ご覧の際は薄目でよろしくお願いいたします。


同じカテゴリー(ペンション)の記事

Posted by たかはしあきら at 22:24│Comments(0)ペンション
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。